2020年5月8日読了時間: 1分読んだ本カポーティ 著/龍口直太郎 訳『ティファニーで朝食を』コロナ禍の「ブックカバーチャレンジ」4日目。次には回さず自己完結で。 外せないカポーティ。『冷血』と悩み、永遠に旅の途中のヒロイン、ホリー・ゴライトリーを取った。特にブルックリン・ブリッジの喧嘩のシーンは、個人的な思い出と重なり胸が締めつけられる。些細な、しかし決定的な喧...
2020年5月7日読了時間: 1分読んだ本G・ガルシア=マルケス 著/鼓 直 訳『百年の孤独』コロナ禍の「ブックカバーチャレンジ」3日目。次には回さず自己完結で。 ガボは結局、全集でも買い直している。 長い年月が過ぎて銃殺隊の前に立つはめになったとき、おそらくアウレリャーノ・ブエンディーア大佐は、父親に連れられて初めて氷を見に行った、遠い昔のあの午後を思い出したに...
2020年5月6日読了時間: 1分読んだ本オスカー・ワイルド 著/福田恆存 訳『ドリアン・グレイの肖像』 コロナ禍の「ブックカバーチャレンジ」2日目。次には回さず自己完結で。 道徳的な書物とか非道徳的な書物といったものは存在しない。書物は巧みに書かれているか、巧みに書かれていないか、そのどちらかである。ただそれだけでしかない。 オスカー・ワイルド 著/福田恆存...
2020年5月5日読了時間: 1分読んだ本L=F・セリーヌ 著/高坂和彦 訳『なしくずしの死』コロナ禍の「ブックカバーチャレンジ」1日目。 大阪でティーンだったあの頃の黒歴史を知り合う、大切な友人であり作家の尾崎英子からバトンが回ってきたのでやってみる。次には回さず自己完結。 死ぬだって、おれが? これはこれは! 死ぬだと? ああ! おれはそれしか望んでいない! 死...
2019年9月1日読了時間: 4分読んだ本近藤康太郎 著『「あらすじ」だけで人生の意味が全部わかる世界の古典13』 『ガルガンチュワとパンタクリュエル』(全5巻)を読んでみようなんて思ったことある人ってなかなかいないんじゃないか。 いまの小説作法が通用しない中世の小説だし。でも、めっちゃ面白そう! なんなら、読んでみたい、と思わせてしまうのが近藤康太郎さんのすごいとこ。近藤さんは朝日新聞...