2019年4月7日読了時間: 1分読んだ本トルーマン・カポーティ 著/小川高義 訳『ここから世界が始まる トルーマン・カポーティ初期短篇集』 解説の春樹も、訳者も、米国の編者も小説としての稚拙なミスを指摘している。まあ、そういう部分はある反面、そういう部分はどうでもいい。 たとえば、オリーブ色の肌の女が糖蜜のように男といちゃつくといった表現をしている高校生のカポーティ。詩を読むのがうまい黒人女性の甘いような匂いが...