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コロナ禍の「ブックカバーチャレンジ」4日目。次には回さず自己完結で。



外せないカポーティ。『冷血』と悩み、永遠に旅の途中のヒロイン、ホリー・ゴライトリーを取った。特にブルックリン・ブリッジの喧嘩のシーンは、個人的な思い出と重なり胸が締めつけられる。些細な、しかし決定的な喧嘩をした別れぎわ、いつもホリーに自分を投影していたDは「居場所が決まれば手紙を書く」と私に言った。それからほどなく、引っ越して新しい生活をはじめた私は、彼から手紙が届いたのかどうか、知る由がない。



“アフリカの掘立小屋だろうがなんだろうが、ともかくホリーにもどこか安住の地があってほしいもんだ、と私は心に祈った。”



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カポーティ 著/龍口直太郎 訳『ティファニーで朝食を』

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